NFTマーケットプレイスを利用するには、仮想通貨ウォレットが必要となります。
ウォレットにはネットワークというものが存在し、サービスごとに使われているネットワークが異なるため、使いたいサービスに応じたネットワークをウォレットに導入しないとサービスを利用することができません。
また、あるネットワーク上でしか利用できないトークンを別のネットワーク上のウォレットに送金しようとするとトークンそのものが消失してしまう場合もあるので、ネットワークの管理には注意が必要です。
この記事では、現在(2021年12月時点)NFTマーケットプレイスで主流のネットワークであるPolygon(ポリゴン)をウォレット「METAMASK(メタマスク)」へ導入する方法(アプリ版)について詳しく解説していきます。
ポリゴンについて
Polygon(ポリゴン)は、イーサリアムネットワークの抱える課題を解決するべく作られたイーサリアムブロックチェーン上で稼働するネットワークの一つです。
ポリゴンを利用することで、これまで問題だったガス代(送金手数料)の高騰や処理速度の遅延問題を軽減することができるということで世界中から注目を集めています。
また、ポリゴンは2021年まではMATIC(マティック)という名だったため、その名残でポリゴン上ではMATICという通貨がガス代などに使用されます。
メタマスクについて
METAMASK(メタマスク)は、イーサリアム系のトークンを保管するために必要なデジタル上のウォレットです。
現在、NFTマーケットプレイスやNFTゲームなどで利用されるトークンはイーサリアム系のものが多く、メタマスクはこれらのコンテンツを利用する上で必須レベルのツールとなっています。
ポリゴンをメタマスクに追加設定する方法(アプリ版)
まず、メタマスクのアプリを立ち上げてすぐのページで左上のメニューから設定を開きます。
次に、設定の中にある「ネットワーク」の項目を開きます。
ネットワークを開いたらページ下部にある「ネットワークの追加」ボタンを押します。
ここで出てきた「新しいRPCネットワーク」というページの空白を埋めます。
今回は、ポリゴンを追加するので以下の値をそれぞれの対応項目に入力していきます。
ネットワーク名 | Polygon Mainnet |
RPC URL | https://polygon-rpc.com/ |
チェーンID | 137 |
シンボル | MATIC |
Explorer URL | https://polygonscan.com |
入力が済んだら追加ボタンを押します。追加後、ウォレットの下に「Plygon Mainnet」と表示されていれば成功です。
ネットワークが切り替わるともともと別のトークンが入っていた場合、一時的にそれらのトークンは見えなくなりますが、ページ上部のウォレットからネットワークを切り替えることで残存資産の確認を行うことができます。
イーサの残金が確認したければイーサネットワークを選択します。
基本的にはここからそれぞれのサービスに合わせたネットワークに変更することで、そのサービスを利用できるようになります。
注意点としては、対応していないネットワーク上にトークンを送ると消失してしまう可能性があるということです。この問題に関しては以下の記事で詳しく解説されているのでぜひチェックしてみてください。
参考:【GOX注意!】Polygon上のETHを日本円に換金する方法
参考:【注意喚起】PolygonのOpenSeaでNFTを販売する人が絶対に知っておくべきこと
また、メタマスクのアカウントをまだ持っていないという方は、以下の記事で詳しく開設方法の紹介がされているので、こちらも併せてチェックしてみてください。
参考:MetaMask(メタマスク)とは?使い方やログイン方法をスマホ版・PC版ごとに解説