NFTとは
NFT（Non-Fungible-Token【非代替性トークン】）とは、ブロックチェーン上に存在するデータ改竄をするのが極めて困難な唯一無二のデジタルトークンのことです。
NFTは、その性質からデジタルの世界での唯一性の証明に利用できるため、様々な分野への応用・研究が進められています。
NFTの使われ方
NFTについて分かったところで実際どのように使われているかが気になりますよね。
近年よく耳にするのが「NFT アート」と「NFT ゲーム」です。
NFTアート
NFTアートは、デジタルアートにNFTを組み込んだ作品です。
今までデジタル作品（イラストや写真）を売買する上で、オリジナルの作品（原画データ）を証明する術がありませんでした。
また、盗作や複製なども多く、その影響からデジタル作品に価値が付きづらく、デジタルデータのみの販売が難しい状態でした。
そんな問題を解決できるNFTで、デジタルアートに価値を持たせて売買できるようにして話題になっているのが「NFTアート」というわけです。
NFTゲーム
NFTゲームは、NFTアートと同じく「ゲームアイテム」や「キャラクター」などをNFT化したものをシステムに取り入れたゲームです。
ゲーム内で使用できるキャラクターやアイテムを制作したり、それらを売買することもできます。売買には通常、仮想通貨を利用するのでゲームをするだけで現実のお金を稼げてしまうなんてことも。
※制作や売買の有無はゲームによります。
ゲーム内の通貨がイーサリアムなどの仮想通貨で運営されているゲームと言ったらイメージしやすいかもしれません。
ゲーム内にNFT要素が組み込まれているのが「NFTゲーム」とされています。
NFTの話題となっているニュース
ここ数年で、NFTの名は急激に広まりNFT関連の景気の良いニュースなども耳にする機会が多くなってきました。
ここでは、中でも話題となっているニュースをいくつかピックアップしてご紹介いたします。
小学3年生のデジタル作品が380万円で取引
小学3年生の男の子が、通称｢Zombie Zoo Keeper（ゾンビ飼育員）｣くんというNFTアートを販売し、数百万で取引されたと話題になりました。
【NFT狂想曲】なぜ、小学3年生の夏休みの自由研究に380万円の価値がついたのか
ツイートのNFTを約291万ドル（約3億1500万円）で販売
2021年3月22日、Twitterの共同創設者でCEOを務めるJack Dorsey（ジャック・ドーシー）氏は最初のツイートのNFTをおよそ291万ドル（約3億1500万円）で販売した。ドーシー氏のツイートによると、その後、販売で得た資金は非営利団体Give Directlyに寄付したという。
TwitterのCEOが約3億円でサービス初ツイートを売ったツイートNFTマーケットプレイス「Valuables」とは
NFTの始め方
NFTアートやNFTゲームを売買・利用するには共通して必要なものがあります。NFTや仮想通貨についてよくわからない人にもわかりやすく解説しているので、ぜひこの記事を見ながらやってみてください。
NFT作品購入に必要なもの
NFT関連のコンテンツを売買・利用するには、主に4つのものが必要となります。
- 仮想通貨取引所のアカウント
- ウォレットのアカウント
- マーケットプレイスのアカウント
- 購入のための資金
仮想通貨取引所のアカウント
NFTアート、NFTゲームアイテムなどの購入時に仮想通貨が必要となるので、仮想通貨を購入するために必要となります。
また、NFTの売買で得た仮想通貨を日本円に変える時にも利用するので、仮想通貨取引所
は事前に登録しておきましょう。
※仮想通貨取引所の開設には費用は一切かかりません。
NFTを利用するにあたって必須になるので、以下のサービスのどれかを登録しておきましょう。
コインチェック
コインチェック（coin check）は、国内ダウンロード数No.1のアプリを持つ仮想通貨取引所です。
取り扱う通貨数が多く取引所での取引手数料も無料であるため、国内仮想通貨取引所の中ではトップクラスの人気を誇っています。
ビットフライヤー
ビットフライヤー（bitFlyer）は、ビットコインなど仮想通貨の売買ができる国内最大級の仮想通貨取引所です。
ビットフライヤーでの仮想通貨取引は100円から始めることができ、スマホのアプリからいつでも簡単に取引が行えます。
ビットバンク
ビットバンク（bitbank）は、業界最狭クラスの販売所スプレッドを有している国内通貨取引量No.1の仮想通貨取引所です。
ビットバンクでは、シンプルで扱いやすく高い機能性を備えたチャートが見られるアプリも配信しており、仮想通貨初心者の方のみならず玄人の方にもおすすめの取引所です。
ウォレットのアカウント
ウォレットとは、わかりやすく説明すると仮想通貨やNFTアートなどのデジタル情報を保管しておくための財布のようなものです。
「仮想通貨取引所と何が違うの？」と思う方もいますが、「あなただけのデジタルバンク」とイメージしてもらえればと思います。
メタマスク
メタマスク（METAMASK）は、イーサリアム系のトークンを保管するために必要なデジタル上のウォレットです。
現在、NFTマーケットプレイスやNFTゲームなどで利用されるトークンはイーサリアム系のものが多く、メタマスクはこれらのコンテンツを利用する上で必須レベルのツールとなっています。
参考：MetaMask(メタマスク)とは？使い方やログイン方法をスマホ版・PC版ごとに解説
マーケットプレイスのアカウント
マーケットプレイスとは、NFTの通販サイトのようなものです。
アートからゲームアイテムなど、様々なNFT作品を売買することができるNFT専用のサービスです。
NFT作品は基本的にマーケットプレイスから購入するため、各種マーケットプレイスのアカウントが必要になります。
オープンシー
オープンシー（OpenSea）は、NFTの制作・売買ができる世界最大手のNFTマーケットプレイスです。
NFT売買をするならまずはじめに名前が挙がるほど有名な取引所で、世界中からさまざまなアーティストが作品を出品しています。
参照：OpenSea(オープンシー)とは？使い方・出品方法から手数料まで徹底解説
仮想通貨購入のための資金
最後に必要なのは、仮想通貨を購入するための資金です。
NFTマーケットプレイスでは、価格が仮想通貨基準で明記されているので、逆算してどのくらいの資金が必要なのかをしっかりチェックしましょう。
NFT作品売買の流れ
NFTに必要なアカウントがそろったら、以下の流れでマーケットプレイスからNFTを売買ができます。
NFTアートなどは様々な購入方法がありますが、一般的な流れを記載しているので参考にしてみてください。
- 仮想通貨取引所でイーサリアムを買う
- イーサリアムを取引所からメタマスクに移動させる
- メタマスクアカウントでオープンシーを登録する
- オープンシーでNFTを購入する
※現在NFT作品の多くはイーサリアムで売買されているため
※仮想通貨取引所とマーケットプレイスは連携していないためメタマスクが必要
ポイント
NFTを売買する上で抑えておきたいポイントがいくつかあります。
- 仮想通貨なので価格が変動している
- 仮想通貨購入に手数料がかかる
- 仮想通貨送金時に手数料がかかる
- ガス代というものがかかる
- 送金先のアドレスを間違えてはいけない
基本的に各種サービスサイトに記載されていますが、上記のようなポイントがあります。
より詳しく以下のサイト様で書かれているので参考にしてみてください！
参考：OpenSea(オープンシー)とは？使い方・出品方法から手数料まで徹底解説
